2016年4月18日月曜日

カクカクの機械文字「OCR-A」

普段何気なく使っている文字の歴史を探る

【文字の話4】OCR-Aフォント

文字の歴史を探る OCR-Aフォントってどんな歴史?

OCRというのは、光学文字認識(こうがくもじにんしき、Optical character recognition)の略で、OCR-Aは機械で読み取ることができるように米国で設計されたフォント。OCRの開発は、視覚障害者が文字を読むための機械をつくるという側面もあった。OCR-Aフォントが商用利用されたのは1955年。リーダーズ・ダイジェスト社に納入され、販売報告書をコンピュータに入力するのに使われた。

OCR-Bは1966年、アドリアン・フルティガーによって後に開発された。ジュネーブの欧州電子計算機工業会のECMAは、すでに米国で使用されたOCR-Aを使いたくなかったので、新たにOCR-Bを制作。5x9の正方形でOCR-Aより細かいグリッド上で設計されている。

OCR-AとOCR-Bフォントの文字の形状は、OCR スキャン機器で正確に読み取ることができる。 OCRの使用例として、銀行小切手、パスポート、シリアルラベル、郵便物などがあ。



OCR-Aフォント私はけっこう好きで使う。
柿の庭デザインロゴの英字部分もこのフォント。

作っているときは、一番好きなフツーラにしようと思ったのだけど、いざロゴと合わせたら何だかしっくりこなくて…。
OCR-Aを合わせたら意外としっくりきて採用した。



【文字の話3】Helvetica(ヘルヴェチカ)


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